(RISETSU FUJIMON CUP&SAUCER)
カップ径 9.4cm 高 5.5cm
皿径 14.5cm
染付と色絵、つまり下絵と上絵が組み合わされたカップ&ソーサーになります。藍は素焼きの生地に直接描きます。葉脈の一本一本まで丁寧に描き上げ、透明釉をかけて約1300℃の本焼きを経て、まずは白地に美しい藍が浮かび上がります。
その後、色絵を差して上絵窯に入れて焼き上げ完成です。これにより藤の花や葉に淡い色が加わります。葉の部分に色が細かく塗り分けられているのがわかりますね〜(クリックで写真拡大します)
輪花型に形作られたその造形は一度ろくろを引いた後、手起こしの型に当てる型打ちの技法によるものです。九谷焼は薄く作るのが難しい磁器ですが、腕の良い轆轤師の仕事により、非常に繊細でしっかりとした生地をつくり上げることに成功しています。
細部まで釉薬がかかり、手触りはつるつるです。それでいてエッジの効いたシルエットはさすがですね。紙製の箱に入れてお届けします。
食器としてだけではなく、道具として所有することがとっても嬉しくなる品です!
理節(りせつ) 陶歴
<推薦の言葉>
理節君の人柄はやさしい、仕事に若さと誠実さがあるように思う。
今後も基本を大切にして根気よく研鑽精進することを祈っている。
平成七年二月
宮内庁食器製作
妙泉陶房 山本長左
陶歴
平成元年 妙泉陶房弟子入り
平成4年 第三十四回一水会公募展入選
平成5年 第十六回伝統九谷焼工芸展入選
平成5年 第三十五回一水会公募展入選
平成6年 第十七回伝統九谷焼工芸展入選
平成6年 第三十六回一水会公募展入選
平成7年 独立
平成7年 パルファンで個展
平成8年 スパジオで個展
平成9年 小松空港個展
平成11年 第二十二回伝統九谷焼工芸展入選
平成14年 新潟三越で個展
平成15年 金沢城・兼六園大茶会工芸作品公募展奨励賞
平成15年 新潟三越で個展