
片口 径 8cm 高 9cm
盃 径 5cm 高 4cm
昔なつかしい麻の葉文様を全面に描き込んだ酒器揃です。編み込まれるようにひとつひとつ描かれた文様はその仕事を見るだけでも嬉しくなります。
すっきりと清潔感があり、いつまでも愛着を持って使える器です。
鈴木晶子 陶歴
1969 福井県生まれ
1992 金沢大学文学部考古学コース卒業
1993 九谷焼技術研修所基礎コース卒業
1998 独立
2001 九谷焼自立支援工房入所
2004 能美市緑ヶ丘にて陶房「あのじ屋」を開く
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両正面のひし文には梅と椿が描かれています。 高台が台形のように食い込むように削られ、スタイルよく作られています。手作りの成せる業ですね。 |
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厚い緑の釉薬。 黄色との間に白地のラインを入れることですっきりと色が映えます。 |
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外側にしっかりと絵付けがしてあるので内側は白地で。 ぽってりとした外観なのに軽いです。 |
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網目模様は内側だけではなく縁をまたぎ外側まで続いて全体を覆っています。 また、色絵の水玉が点在しています。網目の模様が硬すぎず、おおらかな立体感を出すための工夫。 |
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一本一本、編みこまれるように描かれた網目。均等に、それでいて生き生きとした線を引くことが必要とされます。根気のいる仕事。 |
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側面にもワンポイント入れた装飾があります。 |
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見込みには桃、ざくろ、びわでしょうか。縁起のよい実のなる果樹が描かれています。 |
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5寸ちょっとのなます皿くらいのサイズの鉢です。手ごろに使えて、用途も広いですね。 |
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ソーサーには楽器やお酒が並びます。楽しそうな雰囲気が伝わってきます。 |
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おおらかなカーブを描くカップ。手に取ると驚くほど軽いです。 |
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菊花型のカップ。紅茶やハーブティー、コーヒーももちろん楽しめます。 |
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内側はシンプルに。白地を多く空けて見込みに松葉を描いています。お酒の色もよくわかりますよ。 |
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外面の美しいカーブ。八つの面を組み込ませつつ、固すぎない曲面を持ちます。手に取ったときも心地よく、しっかりフィットします。 |
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染付の幾種もの小紋、九谷の緑、紫、差し色の赤。見どころたくさんです。 |
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見込みに花鳥。周りには縁起のよい宝文や果樹文が配置されています。 こういった文様の配置が芙蓉のお花のようなので芙蓉手と呼ばれます。 |
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内側、外側ともにきめ細やかなラインが入る形状をしています。この素地の上に筆で美しい線を描いています。 |
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非常に軽く、端正に作られています。重ねてもきれいに納まります。 |
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真ん中見込みの松竹梅の模様が印象的。 丸紋は左右で中の描き込みを違えており、変化が楽しめます。 |
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側面はやわらかな美しいカーブ。花唐草が描いてあります。 |
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全体的に軽く、高台にしっかり重心を持たせてあるので安定感があります。 重ねてもきれいに納まります。 |
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藍の部分の葉はゆるやかに盛り上げてあり、立体感を演出しています。 |
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しっかり感のある高台に、味のある文様の描き込みがされているところがお気に入りです。 |
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お料理はやはり「和」が合うでしょうか。 こんなお皿でお刺身など頂けたら心が踊りますね。 |
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金で描いた花びらがワンポイント。
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やわらかな厚みのあるピンクは何度か窯に入れて塗り重ねて実現しています。
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